LiDAR (Light Detection and Ranging)
LiDARとは、離れた目標物からの後方散乱光の特性を測定することでその目標物との距離や情報を得る光リモートセンシング技術です。
装置の設計には、レイリー散乱、ミー散乱、ラマン散乱、エアロゾル等のあらゆる種類の後方散乱仕様が考慮されます。
LiDARはテレディテクション、大気汚染の成分、濃度、拡散時間や速度計測の強力なツールであるだけでなく、地形図作成、地政学、環境計測、考古学をはじめ風況計測や交通規制、自動運転や軍需用途などで利用されています。 LiDARシステムには多くの場合、パルスレーザが使用され、レーザの特性を利用して下記のようにさまざまな情報を得ることが可能です。
パルスの伝播時間 | → | 距離 |
周波数シフト | → | 速度 |
偏光のシフト | → | 組成 |
吸収量 | → | 化学成分 |
繰り返し周波数 | → | 対象物の深度 |
パルス幅 | → | 対象物の深度分解能 |
弊社製品
弊社には、ピーク出力レベル、消費電力、そしてサイズなどの点で非常に優れたパルスレーザーの品ぞろえがあり、タイムフライト法やコヒーレント検波を用いたLiDARに広く使用されています。
また狭帯域で低ノイズな連続波(CW)レーザーもコヒーレント検波や大気汚染モニタリングなどの用途で利用されています。
弊社の長年にわたる技術蓄積を利用してカスタム設計にも応じ貴社の次世代のLiDARシステムに対応した製品を提供させていただきます。
MERION シリーズ 高ピーク出力パルスレーザ
Plug & Play 可能な波長変換モジュールを装着可能で基本波の1064nmの他、532nm、355nm、266nmの波長選択ができる。MERION Cは最大400Hzのパルス動作が得られMERION MWは200Hzまでの繰り返しにてパルスあたり最大650mJのエネルギーが得られます。
PEFL-KULT シリーズ パルスファイバーレーザ
EOLA シリーズ パルスファイバー増幅器
小型な高出力パルスエリビウムファイバー増幅器です。
細いスペクトル幅を持つ直線偏波入力をシングルモードのまま、低いRINや位相ノイズなどの特性を維持しつつピーク出力50Wまで増幅し、ドップラーヘテロダインLiDAR用途などに最適な光ファイバー増幅器です。
ご要望に応じたカスタム設計に対応可能です。