医療分野
今から10年前、レーザーが医学分野で利用され、治療や人々の健康のために利用されるとは誰も想像しませんでした。
しかしながら、医師や医学研究者はすぐにその可能性を見出し、医学分野でのレーザーの利用は年々増えていきました。
その用途には、外科手術での組織の切断、近視治療のための角膜の再形成、動脈洗浄、虫歯治療やホワイトニング、ムダ毛、しわ、母斑、染みの処理、そして美容整形などがあります。
レーザーの単色性や空間的コヒーレンシーにより、外科医は患者の肌や周りの組織を傷つけることなく限られたエリアだけを処置することが可能になっています。
また最近では生体にパルス光を照射した際に発生する超音波を特殊なセンサーで補足し、受け取ったデータをコンピュータ解析により画像化する光超音波イメージング技術(PAI)も注目されています。
弊社製品
弊社製品は、小型、高出力、完全空冷で医療機器や美容機器に容易に組み込み可能です。近赤外で高いピーク出力を誇る疑似CW半導体レーザや1.5umで動作するエリビウムレーザー、2umで動作するツリウムレーザは既存の用途でこれまでのタイプのレーザーを置き換えながら新しい医療や美容の用途を生み出しつつあります。
QDシリーズ パルス半導体レーザ
高いパルス出力を特長としたバータイプの半導体レーザです。
808nmから980nmまでの波長にて用途に応じて短パルス、高繰り返し、マルチ波長などの特性の持ったモデル選択が可能です。またコア径1mmの光ファイバーから500Wのピーク出力を高いデューティーで得られるモデルも用意しています。
PYFL/PEFL/PTFL シリーズ 高出力パルスファイバーレーザ
最大30 kW 級のピーク出力を誇る高出力パルスファイバーレーザです。イッテリビウム、エリビウム、ツリウム添加ファイバーを増幅媒体として、それぞれ1μm、1.5μm、2μm帯で動作します。
特許技術により信頼性の高いブロードエリア半導体レーザを励起光源に利用でき、低コストなメンテナンスフリー動作を可能にしています。プラットフォームは、実験室での研究開発に適したベンチトップタイプの他、装置組み込みや屋外用途に適したモジュールタイプもございます。